三井不動産、築地再開発にトヨタマネー巨大事業リスク分散
三井不動産は1日、築地市場跡地(東京・中央)の再開発概要を発表した。事業者には東京ドームの運営で連携する読売新聞グループ本社のほか、協力会社としてトヨタ自動車も名を連ねる。総事業費9000億円という国内最大級のプロジェクトに対し、トヨタマネーも活用する三井不のしたたかな立ち回りが浮かび上がる。 「日本の国際競争力を左右する大変重要なプロジェクトであり、身が引き締まる思いだ」。三井不の植田俊社長は…
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1日の外国為替市場では、市場と政府の攻防戦「第2幕」が始まっている。前日の市場推計で政府が29日に、過去最大級となる5兆円規模の為替介入を実施した可能性が高まった。投機筋はなお含み益を抱えているとみられ、円売りを止める気配はない。焦点は財務省の介入余力だ。市場で「残りの実弾は8発」との見方が浮上するなか、政府の次の一手に関心が集まる。 1日の外国為替市場で円相場は下落し、一時1ドル=157円台後…
中国は外交行事ラッシュである。4月の焦点は、2023年6月以来となる3日間にわたる米国務長官、ブリンケンの中国訪問。中国国家主席の習近平(シー・ジンピン)が4月26日に北京で会談したのがクライマックスだ。 この前後、米中両国の間では、まだ全てが明らかになっていない激しい駆け引きがあった。それでも、異様さをうかがわせるわかりやすい場面が2つある。「花が消えた」という中国外交ならではの変化と、中国ト…