みなとみらいに新商業施設 21日開業、果樹園も
三菱地所は18日、横浜市のみなとみらい(MM)21地区で21日に開業する大型商業施設「マークイズみなとみらい」を報道陣に公開した。館内に果樹園や菜園などユニークな空間を備えるほか、休憩スペースを充実させるなど滞在型の施設を目指す。初年度に250億円の売り上げを計画する。
マークイズみなとみらいは地上6階・地下4階建てで、横浜美術館の向かいに立地する。店舗面積は4万3000平方メートル。小売店や外食など189店舗が入居する。約7割の店舗はMM21地区に初出店となる。
小売店以外の施設も充実しており、地上5階の「みんなの庭」と名付けた果樹園や菜園では、かんきつ類などの収穫イベントも開く。館内には30カ所の休憩スペースを設けるほか、保育所も設置している。
8月にはセガが自然をテーマにした仮想体験型ミュージアム「Orbi(オービィ)」を開く。英国放送協会(BBC)が蓄積したジャングルや海中といった大自然の映像などを活用。壁に流す映像や音響・振動装置、送風機などを通じて音やにおいを含めてリアルな体験ができるという。
MM21地区ではホテルや大型会議場のほか、商業施設やマンションなどの開発が進んでいる。マークイズも近隣商業施設と共通のポイントカードを発行するほか、駐車場の活用などで連携。各施設の回遊性を高めることで地域全体を活気づけたい考えで、今月下旬から始まる夏のバーゲンも合同で展開する。
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