東証プライム7割、1100社持ち合い株削減へ経営に圧力
東証プライム上場企業の7割に当たる約1100社が3月末までに持ち合い株の削減方針を示したことが分かった。投資リターンの見込みにくい持ち合い株を売却し資本効率を高める。背景には東京証券取引所の要請があり、取引先と株式を持ち合う日本独自の企業慣行が崩れつつある。 持ち合い株(政策保有株)は投資家から企業統治の不全や資本効率の低下を招くとして批判が強い。持ち合いが解消されれば、企業に対し市場の規律が働…
NIKKEI Primeについて
朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。
【ニューヨーク=斉藤雄太】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均が一時、取引時間中としては初めて4万ドルの大台を付けた。インフレの鈍化で米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げに転じ、米経済が急減速を回避する「軟着陸」を実現するとの期待から買いが広がった。午後には利益確定の売りが優勢になり、終値は3日ぶりに反落した。 ダウ平均は一時、前日比143ドル高の4万0051ドルまで上昇した。終値は38…
日本生命保険が米国で生命保険事業を展開するコアブリッジ・ファイナンシャルへの出資を決めた。出資額は約38億ドル(約6000億円)と巨額だが、日本生命はなお1兆円を超える戦略投資の余力を持ち、追加のM&A(合併・買収)の検討も視野に入れる。北米を重点市場と位置づけ、この地域で先行するライバルの第一生命ホールディングス(HD)を追い上げる。 関係者によると、日本生命はかねてよりコアブリッジに目を付け…