【ニューヨーク=斉藤雄太】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均の終値が初の4万ドルに到達した。株高を後押ししたのは、インフレ鈍化で米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じるという期待の再燃だった。金融緩和に前向きなハト派のFRBが米株相場を支えるという「中央銀行頼み」の構図は強まっている。 ダウ平均は3月末に4万ドルに接近した後、4月に2000ドル近く下落した。同月に米景気・物価の過熱を示唆…
欧州経済に景気底入れの兆しが出ている。ウクライナ危機に伴うインフレや欧州中央銀行(ECB)の利上げで景気後退の瀬戸際を歩んできたのが一転、ドイツやフランスで企業の景況感が上向いてきた。先行きも個人消費の改善を支えに緩やかな持ち直しが続く見通しだが、回復力に鈍さも目立つ。 「欧州経済は非常に厳しい2023年を経て曲がり角を迎えた」。欧州連合(EU)で経済担当のジェンティローニ欧州委員は15日の声明…
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