日銀が2日に公表した5月7日の当座預金残高の見通しによると、為替介入を反映する「財政等要因」による減少額が4兆3600億円だった。為替介入を想定していない市場予想と3兆円強のずれが生じた。4月29日に続いて日本時間2日早朝にも政府・日銀による円買い介入があったとの観測が出ている。 為替介入は財務省が判断し、日銀が為替市場で円買い・ドル売りの取引を実行する。その場合、日銀当座預金から円が国庫に移動…
自衛隊と米軍は日本の防衛力強化に伴い、新たな安全保障協力の形を具体化する作業に入る。防衛力整備、部隊運用、防衛装備の技術協力の3本柱で、米国と有事を想定した戦略の統合を進める。閣僚級で話し合う核を含む戦力で米国が同盟国を守る「拡大抑止」の強化にもつなげる。 木原稔防衛相は2日からの米ハワイ訪問で、オースティン国防長官らと日米の安保協力を深める方針を確かめる。 木原氏は日本経済新聞のインタビューで…