ヴィトンも頼る伝統工芸迫る消滅の危機、職人が4割減
「ルイ・ヴィトン」など世界の高級ブランドが、製品開発のパートナーとして頼る日本の伝統工芸。職人などの担い手が2050年代に現在から4割減り、地域によって消滅する可能性もある。世界に日本の魅力を発信する伝統工芸を残すためには、海外市場の開拓や女性職人らの後継者育成が急務だ。 生産額は80年代から8割減 京都で1200年以上続く西陣織。1688年創業の細尾(京都市)12代目、細尾真孝社長は4月、欧州…
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司法試験や医師国家試験も合格レベルという生成AI(人工知能)は、東京大学の入試問題を解けるのか。記者は生成AIスタートアップと大手予備校の協力を得て、今年の東大2次試験を対話型AI「Chat(チャット)GPT」に解かせてみた。全4回の「受験戦記」を通じ、生成AIのすごみと課題をお伝えする。 3月10日、記者は東京都内の大学キャンパスの一室で英語能力テスト「TOEIC」を受験していた。必死にマークシ…
政府・日銀の為替介入と目される円買いが、投機的な円売りの勢いにひとまず歯止めをかけた。通貨当局は米経済や物価が減速に向かう展開に望みをつなぐ。だが米物価高はバイデン政権の財政支出も影響しており、インフレ鎮圧は一筋縄ではいかない。市場とのせめぎ合いも続きそうだ。 岐路に立つ米経済・物価情勢、日米の中央銀行がそれぞれ置かれた難しい状況、そして当局と市場の心理戦や攻防。この3週間あまりの相場展開は、通…