愛知県警の巡査部長逮捕 モデルガン?突きつけた脅迫容疑
高速道路を車で走行中、別の車の男性を脅したとして、愛知県警天白署は6日、県警交通部運転免許課の巡査部長、遠藤孝容疑者(50)=岐阜市学園町3=を脅迫の疑いで逮捕した。同署によると、「因縁をつけられていたので脅かした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は6日午前6時すぎ、名古屋第2環状自動車道上り車線の楠―植田インターチェンジ(IC)間で、同県一宮市の男性会社員(28)が運転する乗用車に自分の車を並走させ、助手席の窓を開けてモデルガンのようなものを突きつけて脅迫した疑い。
同署によると、遠藤容疑者は当時、車内で赤いライトを点灯させて走行していた。「先月半ばから数回、高速道路を走行中に会社員から車両を接近させられる嫌がらせを受けていた」などと話している。車内にナイフのようなものを2本所持しており、同署が銃刀法違反容疑でも調べる。
県警によると、遠藤容疑者は1984年に県警に採用され、2009年から名古屋市天白区の運転免許センター内で、免許取り消し処分を受けた人への指導を担当していた。
県警監察官室の鈴川信視首席監察官は「誠に遺憾。今後事実関係を明らかにし、厳正に対処する」とコメントした。