政府は6月にも次の感染症危機に向けた行動計画を改定する。自治体や医療機関を指揮するための法整備と組織づくりを来春までに進めるが、病床確保やデジタル化の遅れなどへの懸念は消えない。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」になって8日で1年になるのを踏まえ、備えを検証する。 ■病床・人材の確保懸念 法令と組織は整備前進 「次なる感染症危機は将来必ず到来する」。政府は改…
世界の流れと逆行する日本では日銀の追加利上げの時期が焦点になっている。4月の金融政策決定会合後の記者会見で、植田和男総裁からは早期利上げにつながる発言はなかった。それでも市場では、これまで0.5%程度とされてきた利上げの終着点がより高まる可能性も意識されている。長期金利は1%台前半まで上昇(債券価格は下落)するとの声が増えている。 「目先の円安を止めるために金融政策を変更するとの市場の思惑からは…
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