宇宙から畑見つめる 肥料のムダをなくす
My Purpose 「農」もクリーンに(3)
「このプレハブの裏は育ちが少し悪いね」。北海道帯広市の農家、池守明裕さん(57)は小麦やてんさいの栽培をスマートフォンで管理している。衛星の遠隔観測技術を用い、光合成の活発さなどで異なる近赤外線の反射の強さから、スマホ上の生育マップで農作物の生育状況が一目でわかる。
肥料のムダを省き、収穫量の増加につなげる。国内の農業の現場でいま、肥料の価格高騰が問題となっている。農家の経営を圧迫するだけでなく...
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農業は私たちの生活に欠かせない。先端技術を生かして作業はずいぶん楽になり、若い担い手の活躍があちこちで見られるようになってきた。地球温暖化という観点で農業には厳しい目も向けられている。将来世代のためにも環境を重視し、新たな道を探ろうとする人たちに迫った。