太陽も風も、再生エネに油断 発電機器は「超大国」依存
太陽光、風力といった再生可能エネルギーに思わぬリスクが浮上してきた。シリコンを主原料とする太陽光発電パネルは中国が世界シェア7割を占めるが、新疆ウイグル自治区で強制労働の疑いがかかる。日本でもパネル供給ルートに人権問題の火種がくすぶり、「再生エネに石油のような地政学リスクはない」という楽観論は揺らいでいる。
「ウイグル問題をあまり騒ぎ立てると、中国からパネルの供給を止められるリスクがある」。日本...
現代の日本、世界が直面する構造問題の根っこに一体なにがあるのか。未来志向の「解」を求めて、記者が舞台裏や歴史を徹底的に探ります。