トヨタ、タイとインドネシアでEV発売 東南アで初
【ジャカルタ=地曳航也】トヨタ自動車はタイとインドネシアで東南アジアでは初めて電気自動車(EV)を発売した。車種は高級車「レクサス」の小型多目的スポーツ車(SUV)の新型車「UX300e」。日本から完成車を輸入し、タイで349万バーツ(約1200万円)、インドネシアでは約12億4500万ルピア(約920万円)で販売する。タイとインドネシアは自動車の生産数が東南アジアでそれぞれ1位、2位の主要市場であり、環境需要の高まりに対応する。
両国とも政府が車の環境対応を後押ししており、タイでは中国・上海汽車集団、インドネシアでは韓国・現代自動車などがEVを展開している。インドネシアは国内の公共充電施設が未整備で、トヨタは購入者に家庭用充電スタンドを無償で提供する方針だ。
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