コロナ、止まらぬ拡大 1週間で14都道府県が最多更新
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。この1週間で1日の新規感染者数が過去最多を更新したのは14都道府県に達する。専門家や医療従事者は感染対策の徹底を訴えている。
東京都の新規感染者数は19日には初の500人台となる534人を記録した。18日までの1週間では北海道、埼玉、千葉、神奈川、大阪などの各道府県も最多を更新。全国の新規感染者数の7日移動平均は18日時点で1615.1人と1週間で1.4倍に増えた。
都道府県が感染状況を判断する「6指標」のうち、直近1週間の感染者数は人口10万人あたり25人以上が最も深刻な「ステージ4」の水準にあたる。東京では1日約500人、大阪で同約310人を超える日が1週間続く状況だ。東京や大阪は現状のペースだと早ければ1カ月以内にステージ4になる恐れがある。
コロナ対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は19日、足元の感染状況を「感染拡大のスピードが増しており、このまま放置すればさらに急速な感染拡大に至る可能性がある」と指摘した。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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