プレーブックとは 選手・関係者の検査を規定
きょうのことば
▼プレーブック 国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が策定した新型コロナウイルス対策の規則集。食事や競技中をのぞくマスク着用、出入国や検査の流れなどのルールを選手・チーム役員、メディア、スポンサーといった大会関係者ごとに記している。
6月中旬に現在の第3版が公表され、7月1日から適用している。例えば選手は出国前96時間以内に2回の検査で陰性証明書を取得して来日し、大会中も毎日検査を受けなければならない。行動範囲は選手村やホテル、競技会場などに限定され、全地球測位システム(GPS)機能を活用した位置情報の保存も求める。移動は専用車両を使用、やむを得ない場合をのぞき公共交通機関は使えない。
関係者の検査は選手との接触頻度に応じて「毎日」「4日ごと」「7日ごと」に実施する。プレーブック違反には警告や制裁金、大会参加資格の一時停止・剝奪といった処分を科す可能性がある。