紀伊半島の森を育むバイオマス発電 関西で新設相次ぐ
データで読む地域再生
関西で林業の副産物を活用する「木質バイオマス発電」を導入する動きが活発だ。関西6府県の木質バイオマス発電容量はこの5年間で約3倍に拡大。各地で新たな木質バイオマス発電所プロジェクトも動く。燃料となる木材チップなどを長期で安定的に調達する仕組みを構築する課題はあるが、林業を中心とする地域産業の活性化に向けた期待は大きい。
和歌山県新宮市では2カ所の木質バイオマス発電所の整備が進む。そのうちの一つ、...
「データで読む地域再生」では、政府や自治体、民間の統計を日本経済新聞が独自に分析し、様々な課題の解決に取り組む地域の姿に迫ります。自治体や企業の取り組み事例も交え、人口減少や観光振興、ものづくりなど、様々なテーマを取り上げます。