中国外相、東南アジア歴訪 11日から
【北京=共同】中国外務省は9日、王毅国務委員兼外相が11~15日、カンボジア、マレーシア、ラオス、タイを公式訪問すると発表した。経由地としてシンガポールも訪れる。対米関係が悪化する中、来月に予定される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を前に、各国の取り込みを図るとみられる。
中国は先行している新型コロナウイルスワクチンの優先提供や感染症対応での協力を打ち出し、アジアなどで積極的に外交を展開している。外務省によると、外交トップの楊潔篪・共産党政治局員も8~12日の日程でスリランカ、アラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリア、セルビアを訪問中。