中国、アリババなど3社に罰金 不当な価格操作で
【上海=松田直樹】中国の規制当局は30日、不当な価格操作を行い、価格法に違反したとして、アリババ集団や京東集団(JDドットコム)など3社に罰金50万元(約800万円)を科す決定を出した。当局は独占禁止法違反で24日にアリババへの調査を始めたばかりで、ネット通販大手への圧力を強めている。
独禁法などを管轄する国家市場監督管理総局の発表によると、アリババは傘下のネット通販「天猫(Tモール)」で、セール価格として27・9元で米を販売していたが、実際には前日に24・9元で販売していた商品を値上げしていた。京東、ネット大手の騰訊控股(テンセント)が出資する唯品会も同様の違反があったとしている。