米SCがギャップ提訴 滞納の賃料70億円支払い求める
【ニューヨーク=河内真帆】米ショッピングセンター最大手サイモン・プロパティ・グループは2日、賃料の支払いを求め衣料品大手ギャップを提訴した。米メディアが報じた。新型コロナウイルスの影響でギャップは3月半ばから米国の全店舗を閉鎖。4月末からの賃料6590万ドル(約70億円)を滞納していた。
サイモンが運営するショッピングセンターにはギャップの傘下ブランド「GAP」や「オールド・ネイビー」、「バナナ・リパブリック」など400店以上が出店している。サイモンは最大のテナントであるギャップに対し、滞納分に加え今後の家賃も支払うよう求めた。
ギャップは北米での毎月の賃料が1億1500万ドルにのぼる。新型コロナのまん延で店舗を閉鎖する一方、4月末には賃料の支払いを中止すると各家主に申し立てていた。その際、「訴訟に発展する可能性はあるが、閉鎖中の店舗の賃料支払い停止には法的な根拠がある」と言及していた。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?
関連企業・業界