大阪府、7日の感染者は255人 過去最多を更新
大阪府は7日、新型コロナウイルスの感染者を新たに255人確認したと発表した。6日(225人)に続き、1日の新規感染者数として過去最多を更新した。8日から本格的な盆休みに入るが、府内では家庭内での感染例が増えており、府は対策の徹底を呼び掛けている。
新規感染者のうち、感染経路が不明なのは56%の143人だった。PCR検査などを2519件実施し、陽性率は10.1%。10~30代が56%を占め、引き続き若者の感染が目立つ。府内の累計の感染者数は5396人になった。
入院しているのは7日時点で380人。新たに1人が重症となり、重症病床の使用率は19.1%に上がった。80代の男女計2人が亡くなり、死亡者は累計で95人となった。
吉村洋文知事は盆の帰省や大阪への旅行は特に制限しておらず、感染症対策の徹底を呼び掛けている。ただ7日の新規感染者のうち、家庭内での感染が疑われる事例は全体の約11%を占めた。70代や80代の高齢者も含まれている。
7月1~10日の合計では約7%で、府担当者は「家庭内感染は増加傾向にある。家族に高齢者がいる人は、特に行動に注意してほしい」と呼びかけている。
大阪市内の障害者施設では、7日までに職員や利用者ら計40人の感染が判明。府はクラスター(感染者集団)が発生したとみて、調査を進めている。
府は1~20日、5人以上の飲み会を控えるように府民に要請。6日からは大阪・ミナミの一部の飲食店などに、営業時間の短縮や休業を求めている。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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