企業の債務返済、震災11年で新たな課題 地域金融が奔走
東奔北走
東日本大震災から11年を迎え、被災地で新たな課題が浮上している。二重債務にならないよう国などに買い取ってもらった震災前の債権について、事業者が買い戻す時期にさしかかっているのだ。新型コロナウイルスの影響で債務が膨らんでいる事業者も多いといい、地域金融機関などが対応に追われている。
震災後、事業者が震災前の債務が負担となり新たな資金の調達が難しい二重債務が問題となり、国は2つの機構を設立して解決に...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。