三好不動産と楽天銀行、LGBT向け住宅ローン
三好不動産は楽天銀行と提携し、LGBT(性的少数者)のカップル向けに住宅ローンの提供を始めたと発表した。三好不動産の仲介で中古のマンションや戸建てを購入する人が対象。住宅ローンを開発した楽天銀行は、同性パートナーとの関係を証明する自治体などの公的書類がなくても申請を受け付ける。
三好不動産はLGBTのカップルが連帯して住宅の購入資金を借りたい場合などに同商品を紹介する。同社は16年からLGBT向けに賃貸住宅の仲介をしている。三好修社長は「LGBTカップルの間では『終(つい)の住み家』を確保したいとの声も多いが、金融機関の融資条件が厳しい点が壁になってきた」と強調する。
楽天銀行は新築マンション用の住宅ローン商品はLGBT向けに提供しているが、中古住宅を対象とするのは今回が初めて。住宅ローンの商品説明などは楽天銀行の専用窓口で実施する。
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