東京ディズニーリゾート、7月1日再開を発表
オリエンタルランドは23日、運営する東京ディズニーリゾート(TDR)の営業を7月1日に再開すると発表した。事前予約制を取り、当面は1日1万5千人程度に来場者を絞る見通し。新型コロナの前は多い日に1日10万人程度が訪れる人気施設だったが、当面は大幅に入場者数を減らして感染対策を徹底する。
「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2つのテーマパークを再開する。新型コロナウイルスの感染拡大で2月末から休園していた。営業再開に向け、上海や香港といった既に再開した海外のディズニーの知見を生かす。入り口での検温やマスクの着用を求めるほか、密閉や密集、密接の「3密」を避けるため施設内のアトラクションの座席を間引く。キャラクターとの触れ合いは認めない方向だ。
入園チケットは25日午後3時からネットで販売する。午前8時から1日滞在できる「1デーパスポート」は大人が8200円。午前11時以降や午後2時以降に入園できる時間指定のチケットも用意する。チケットは約1カ月先まで申し込みでき、一度に5枚まで購入できる。
ディズニーのテーマパークは世界に6カ所ある。既に再開した中国・上海や香港のほか、米国や仏パリも7月にオープンすると発表済みだった。残るは東京のみで再開時期が注目されていた。
国内のテーマパークでは休業要請の解除を受け、営業再開に動く施設が増えている。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)は6月8日から営業を開始。「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)は7月20日からの営業再開を前に同13~19日の間、年間パスポートを持つ客を対象に開園する。
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