現役世代向けワクチン「職域での接種も検討」河野氏
河野太郎規制改革相は5日、65歳未満の現役世代が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けやすいように通勤先での体制整備を進める考えを示した。「職域で打つことも検討しないといけない」と述べた。
同日のテレビ朝日番組で明らかにした。65歳以上の高齢者の接種後に、現役世代の接種が始まる。原則、ワクチンは住民票のある市区町村で接種するが、首都圏や近畿圏などでは日中に職場の近くで接種できる体制も整える方針だ。
河野氏は「自分の居住地で打つよりも昼間通勤しているところで打ったほうが便利かもしれない」と強調した。従業員の健康管理を担当する産業医の活用も「当然あると思う」と語った。
政府は接種を加速するため、広域で接種が受けられる自衛隊運営の大規模会場を東京と大阪で24日から開設する方針を示している。大規模会場の設置期間は3カ月間。河野氏は「現役世代にも大規模接種は続く。期間は延ばす」と期間延長の可能性を示唆した。