コロナ感染、リスク高い5場面 飲酒伴う懇親会など
政府分科会が明示
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は23日、飲酒を伴う懇親会や狭い空間での共同生活など、感染リスクが高まる「5つの場面」を明示した。実際のクラスター事例などを基にまとめた。
ほかの3場面は「大人数や長時間に及ぶ飲食」「マスクなしでの会話」「居場所の切り替わり」。飲食では感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫として、少人数で短時間にとどめ、なるべく普段一緒にいる人と行くことや飲食相手の斜めに座ることなどを挙げた。
狭い空間での共同生活は寮生活を例とし、部屋やトイレなど共用部での感染が疑われる事例が報告されていると指摘。仕事の休憩時間で休憩室や喫煙所に立ち寄るなど居場所が切り替わった場合も気の緩みや環境の変化で感染リスクが高まるとした。
分科会は9月25日にも感染リスクが高まる「7つの場面」を明示していたが、自治体からのヒアリング結果などを踏まえ改めて「5つの場面」にまとめ直した。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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