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ミャンマー、外国銀行7行参入へ 外資誘致に期待

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【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマー中央銀行は9日、中国国有大手の中国銀行やタイ大手のサイアム商業銀行など、外国銀行7行に銀行業への参入を認めると発表した。銀行業の市場開放を進め、外国企業の投資誘致を加速する狙いだ。免許交付の手続きを経て、2021年初めまでに業務を開始する見通し。

参入するのは韓国が3行、台湾が2行、中国とタイが各1行。各国の大手銀がミャンマーに進出することで、関係国企業の投資拡大にもつながるとの期待がある。

ミャンマー政府は18年以降、段階的に金融業の外資規制を緩めている。19年11月には、外銀の現地子会社に銀行免許をあたえる制度を設け、個人向けの金融サービスも提供できるようにした。従来の支店方式では法人向けの営業に限られる。地場銀行への外銀出資比率の上限を35%とする規制も撤廃した。

今回承認を得た7行のうち、サイアム商業銀行や韓国の国民銀行など3行は現地子会社で免許を取得する。残りの4行は支店を開く。

ミャンマー中銀は、タイ大手のカシコン銀行が地場銀行のエーヤワディ農民開発銀行に資本参加することも認めた。現地報道によると、カシコン銀は35%の持ち分を取得する方針だ。

ミャンマーでは日本のメガバンク3行を含め、外銀13行が支店を開いている。新規参入分を合わせ、進出する銀行は計20行となる。

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