(社説)中国とサウジの接近は座視できない
中国の習近平国家主席がサウジアラビアを訪問し、投資拡大やエネルギー協力など包括的な戦略協定に調印した。
サウジは米国との強固な関係が揺らいでいる。その隙を突いた中国の影響力拡大が、国際社会の分断を広げることになりかねないことに警戒が必要だ。
習氏はサウジのサルマン国王や実力者のムハンマド皇太子との会談で、中国の広域経済圏構想「一帯一路」と、脱石油依存を目指すサウジの経済構造改革「ビジョン2030...
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