ホンダにフォーミュラ・ワン(F1)への再復帰観測が浮上している。同社は2021年にエンジン開発から撤退し、参戦チームへのサポートも25年に終えれば完全撤退となる。それ以降は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に経営資源を集中させるはずなのになぜか。ホンダ関係者の動きを追った。
3月に始まった自動車レースの最高峰、F1の2023年シーズン。第2戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)までオラクル...
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ホンダ、F1再参入に独自モーター部隊 続けていた開発
ホンダが2026年に自動車の最高峰レース、フォーミュラ・ワン(F1)に復帰する。21年にF1から撤退したが、実は水面下でレースに必要な電動化技術の開発は続けていた。「F1=エンジン」の常識が過去となるなか、ホンダは極限環境下での電気モーター競争でライバルに差をつけ、本業となる電気自動車(EV)に生かせるのか。 きっかけは78ページの資料 ホンダは5月、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・
ホンダ株主総会 四輪生産「今年度半ば以降に回復」
ホンダは21日、東京都内で株主総会を開いた。二輪事業に比べて利益率が低い四輪事業の打開策を問う株主の質問に、青山真二副社長は「生産量が戻れば固定費削減の効果が出る」と答えた。生産量は「今年度の半ば以降には徐々に回復するだろう」と述べた。 青山副社長は車載半導体不足による減産が利益率低迷の要因だと語った。生産体制を最適化するために国内外の工場を閉鎖したことによる効果に自信を示した。総会に参加した5
日産、マクラーレンにパワートレイン提供 EVレースで
日産自動車は英レーシングチームのマクラーレン・レーシングにモーター、インバーターなどで構成するパワートレイン(駆動装置)を供給する。電気自動車(EV)レースの世界シリーズ「フォーミュラE」向けでシーズン9(2022~23年)から供給する。日産は4月にフランスのレースチーム買収を発表するなど、フォーミュラEを通じた電動車の技術開発を強化している。 日産が発表した。マクラーレン・レーシングは英国の名