「電話帳の会社」リスキリングで変身 中小トップの覚悟
探訪リスキリング(7)
名古屋市にある西川コミュニケーションズは1906年に創業した印刷の伝統企業だ。かつては電話帳の印刷を請け負い、紙に関わる仕事が売上高の9割以上を占めた。そんな会社が突然「これからはAI(人工知能)をやる」と宣言した。2018年のことだ。
420人ほどの従業員はほとんどが文系出身。当然、社内には戸惑いが広がった。「今まで自分たちが培ったものが無駄になるというのか」。だが、社長の西川栄一は全社員を集...
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