ソニーにリターン組の石垣 「異質な知」集め組織強く
越境SONY(中)
色々な形の石をかみ合わせることで石垣は強くなる――。ソニーグループ創業者の一人、井深大氏は城も企業も同じだとして人材石垣論を唱えた。異質なアイデアや経験が会社を強くするとの理念から、出るクイを求めた。事業の枠を越える「越境経営」を標榜するいま、オーディオ開発担当から映像製作のノウハウを学んで戻る若手ら、他社で知を磨いたリターン組たちの重みが増す。
十時裕樹社長は4月に就任して以来、ソニーの理想の...
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