ロッテ佐々木朗希「今は体をつくる」 昨夏から7キロ増量
ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手が26日、球団広報を通じて、順調に増量が進んでいることを明らかにした。現在は体重92キロで、昨夏に比べて7キロ増えたという。「ドラフト会議の時が88キロぐらいで、キャンプで90キロだった。だいぶ大きくなったかな」と満足そうに話した。
岩手・大船渡高3年だった昨年4月に最速163キロをマークし、一躍注目の的となったが、成長途上で線の細さを感じさせた。190センチの身長は「測れないので分からないが、あまり変わっていないと思う」と言う。プロできっちりとトレーニングを積んだ結果、徐々に筋肉が付いてきたと推察される。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、チームが活動を休止している現在は、球場などの球団施設が使えないため、選手寮内で体幹強化やウエートトレーニングに取り組んでいる。「本来はシーズン中だが、今は体をつくることができるので、全身をバランスよく鍛えている」と語る。
体を動かす以外の時間は、筋肉や体の構造を知るための本を読みふけっている。「トレーニングをするときに、筋肉のことを知りながら行うのと、漠然と行うのとでは(効果が)全然違うと思う」と意識の高さをのぞかせた。〔共同〕