SNS登録率6割 10年で3倍に 民間調査
SNS(交流サイト)の登録率が6割を超え、10年で3倍になったことがインターネット調査会社マイボイスコム(東京・千代田)の調査でわかった。登録者のうち7割以上が毎日利用しており、LINEやインスタグラムの利用が広がる。スマートフォンでSNSを利用する人が8割で、スマホの普及がSNSの広がりを後押ししているとみられる。
マイボイスコムが11月、10~70代の男女を対象に調査した。1万133人から有効回答を得た。SNSに「登録している」と答えたのは61%にのぼり、2009年の調査と比較して3倍になった。「現在は登録していないが、過去に登録していた」は3%、「登録したことはないが、どのようなものかは知っている」は19%だった。
登録している人に利用しているSNSについてきくと(複数回答)、「LINE」が最も多く82%だった。「ツイッター」は54%、「フェイスブック」は52%が利用していた。「インスタグラム」は35%で、前年比4%増と伸び幅が大きかった。
利用頻度については、「1日2回以上」が50%、「1日1回程度」が24%と、毎日利用する人が7割を超えた。「2~3日に1回程度」は9%、「4~5日に1回程度」は3%だった。若年層や女性で利用頻度が高い傾向にあったという。
SNSを利用する機器をきくと(複数回答)、「スマートフォン」が最多で81%だった。「ノートパソコン」(26%)、「デスクトップパソコン」(19%)でも回答者が多かった。「携帯電話」は1.3%で、過去7年で最低だった。
利用方法については(複数回答)、「人の投稿を読む」が最多で61%だった。「メッセージやチャットなどをやりとりする」は41%、「人の投稿にコメントやいいね!をする」は33%だった。「ニュースの閲覧」は23%、「企業の公式アカウントから情報を収集する」は11%だった。
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