10年目の3.11 「立ち上がろう」灯籠に復興への願い
季節は巡り、今年も東日本大震災の被災地を見つめ直す日が訪れた。大切な人や我が家を失った人らの悲しみに区切りはなく、終わりはない。10年目の「3.11」。東北の被災地など各地の表情を追った。
■「前を向く」被災者照らす「3.11」 岩手県釜石市
静寂に包まれた海辺に「3・11」の文字が浮かび上がった。津波で多くの砂浜が流失した岩手県釜石市の根浜海岸。午後6時すぎ、海に浮かべた高さ約3メートルのあ...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。