「ホンダジェット」国内初のチャーター便 丸紅など
丸紅は24日、ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」のチャーター機の運航を始めると発表した。一般顧客向けとしては国内初のチャーター便で、2月から受け付けを始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で移動が制限されるなか、ビジネスジェットは経営者だけでなく社員の出張用など利用者の裾野が広がっている。
日本航空(JAL)と丸紅が出資するJALビジネスアビエーションが販売窓口となる。国内の都市間が対象で、東京から九州や北海道などへの移動を想定する。乗員数はパイロット2人と乗客が最大5人で、価格は飛行時間1時間あたり50万~60万円程度となる。
丸紅は子会社の丸紅エアロスペースが「ホンダジェット」の国内販売代理店として機体販売や保守を担っている。直行便が就航していない空港間や空港内での接触を抑えた移動手段として、今後ビジネスジェットの需要が伸びると見込む。