外交停滞、揺らぐASEAN
人道対話センター アジア地域ディレクター マイケル・バティキオティス氏
シンガポールの元外務次官であるビラハリ・カウシカン氏は最近、(中国寄りとされる)カンボジアとラオスが自国の国益について「誤った選択」をするなら、東南アジア諸国連合(ASEAN)の他の加盟国を救うために両国の「切り離しが必要になるかもしれない」と示唆した。カウシカン氏の発言は猛反発を呼び、カンボジアの学者や元官僚から「米国の代理人」と非難されたという。
現職の政府高官同士ではないため、対立がエスカ...