太平堂、どぶろく使った"ご当地"レトルトカレー 今冬も生産へ
日本料理店を経営する太平堂(新潟県上越市)は新潟県上越市特産のどぶろくを使った"ご当地"レトルトカレー「糀六華(こうじりっか)カレー」を今冬も生産することを決めた。大根やニンジンなど根菜が入ったカレーで、2018年11月に発売したところ、製造した約2500食はほぼ完売し、現在は品薄な状態。年内にも生産を再開し、販売体制を整える。
糀六華カレーは地域活性化を目的として販売された商品。地元のブランド大根「雪太郎大根」と上越市で雪の中に貯蔵して甘みを増したジャガイモ、ニンジンを具材とし、同市の名産品であるどぶろくを混ぜた。特産品を盛り入れたことで、お土産としての需要が高いという。
カロリーを低くし、肉類や小麦などのアレルゲン27品目を入れていない商品にしたことも、売り上げにつながっている。「ベジタリアンやアレルギーを持っている人など、幅広い消費者に手に取ってもらえた」(同社)。19年末から20年3月にかけて新たに2500食程度の生産を見込む。
価格は内容量200グラムで550円。新潟県内の農産物の直売所や、東京都内にあるアンテナショップなどで販売している。
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