JERA、中国大手とLNGで連携検討 調達や販売
東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAは19日、中国国有の中国石油天然気集団(CNPC)の子会社と、液化天然ガス(LNG)の調達や販売で連携を検討すると発表した。日本のLNG需要が少子化などで縮小するなか、中国企業との連携して成長を加速させる。
同日、CNPC傘下の中国石油国際事業とLNG事業での協業に関する覚書を交わした。同社は中国のLNG輸入量の3割ほどを占めている。
JERAは世界最大のLNG輸入業者。LNGの調達から発電まで一貫して関わる強みを生かして、アジア市場の開拓を進めている。10月にはベトナム企業と連携に関する覚書を交わした。