中国・紫光、私募債が債務不履行
半導体国産化に影響
【上海=張勇祥】中国半導体大手の紫光集団が債務危機に揺れている。私募債が債務不履行に陥り、他の社債や傘下企業の株価も大きく下落した。紫光集団は湖北省武漢市や重慶市で半導体の量産に乗り出していただけに、習近平(シー・ジンピン)指導部が掲げる半導体国産化の進捗にも影響を及ぼしかねない。
債務不履行を起こしたのは2017年に発行した13億元(200億円強)の私募債で、15日が償還期限だった。紫光集団は...
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