「ロック・イン・ジャパン」千葉市で開催 茨城から変更
新型コロナウイルス禍のため2年連続で中止となっていた国内最大級の野外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」を千葉市内の蘇我スポーツ公園で8月に開催すると5日、主催者が発表した。例年茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園が会場だったが、新型コロナ感染防止の観点から変更し、3年ぶりの開催となる。
千葉市の神谷俊一市長は「万全な感染対策が可能な野外フェスにとって唯一無二の会場との評価をいただいた。主催者の趣旨に賛同し、開催に向けて調整を進める」とコメントした。
野外の音楽フェスは、複数のステージがあり、そこを参加者が移動しながら楽しむため、感染対策が課題となっていた。蘇我スポーツ公園は数万人が入るライブエリアが隣接しており通路も広く、従来の会場より参加者が密を回避しながら移動できるという。21年5月には同じ主催者が野外音楽イベントを開催した実績もある。
ロック・イン・ジャパンは19年は33万人以上を動員した。観客の多くが茨城県外から訪れることなどから、20年は感染拡大防止策の徹底が困難と判断し中止。21年はコロナの感染拡大を懸念する茨城県医師会の要請を受けて中止した。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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