自民党総裁とは 連続3期までに党則改定
きょうのことば
▼自民党総裁 自由民主党のトップ。党則は「総裁は、党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する」としている。初代の鳩山一郎氏から数えて、安倍晋三首相は第25代総裁となる。20日時点で在職日数は歴代2位の2544日。党則には副総裁を置けるとの規定もあり、現在は高村正彦元外相が衆院議員を引退後も副総裁を務める。
自民党総裁の任期は3年。連続する場合は3期まで。2017年3月の党大会で、それまで連続2期までだった党則を見直した。今回は党則改定後、初めての総裁選だった。安倍氏が3選したことで21年9月末までの在職が可能となり、歴代最長の佐藤栄作氏の2774日超えも視野に入る。
今回の総裁選は党所属国会議員1人あたり1票を割り当てた405票と、約104万人の党員・党友の投票に基づく405票の合計810票で競った。党員・党友による地方票は国会議員票と同数に規定している。党本部で全国集計した上で各候補者の得票数を1、2、3と順に整数で割り、商が大きい順に票を割り振る「ドント式」で計算する。