[社説]世界経済の減速で増す原油値下げ圧力
サウジアラビアなどの石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアを中心にした非OPEC産油国は、減産の幅をこれまでの日量120万バレルから170万バレルに拡大することを決めた。サウジは目標を上回る減産を継続する方針も示した。
米国の原油生産が増えるなか、貿易摩擦の影響で石油需要の伸びは鈍っている。このままでは大幅な供給過剰に陥りかねないためだ。ただ、減産体制が緩んだり、景気に下押し圧力が強まったりす...
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