北朝鮮、潜水艦ミサイル発射準備か 米研究所分析
米戦略国際問題研究所(CSIS)は4日、北朝鮮が東部新浦の造船所で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射準備を進めている可能性があると指摘した。人工衛星画像をもとに分析した。
4日撮影した画像に映っていた複数の船は、昨年10月のSLBM発射実験時に潜水艦をえい航していた船に酷似していた。潜水艦2隻が画像で同時に確認されたことも「発射実験の可能性を示唆する」としている。軍事訓練を除けば、複数の潜水艦が行動を共にするのは非常にまれという。
米朝間の非核化交渉は停滞しており、有利な条件を引き出そうとする北朝鮮の動向が注目されていた。今年11月の米大統領選の前に北朝鮮は挑発行動をとる可能性があるとCSISは指摘している。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。