九電が最大規模の出力制御 再エネ事業者対象、10回目
九州電力は24日、九州の太陽光発電といった再生可能エネルギーの一部事業者に対して一時的な発電停止を求める出力制御を実施し、最大制御量は138万キロワットとこれまでで最も大きい規模になった。九電が昨年10月に全国初の本格的な出力制御を実施して以来、24日で10回目となり、今年は1月3日以来で2回目。
24日は九州の広い地域で好天だったため太陽光発電量が多く、過去最大の制御規模につながったとみられる。この日は出力10キロワット以上の一部の再エネ事業者を対象に午前9時~午後4時に実施した。
電力は需要と供給のバランスが崩れると最悪の場合、大規模停電に陥る可能性がある。24日は太陽光発電量が膨らむ一方、オフィスや工場での需要が低下する休日のため、九電は出力制御に踏み切った。〔共同〕