ヤフー、最大39万人のID誤登録
ヤフーは6日、主力サイト「ヤフージャパン」のIDを持つ利用者が氏名や住所などの登録情報を変更する際、他の利用者のIDに誤って上書きされ、登録される不具合が起きたと発表した。誤って変更されたIDは最大39万人分にのぼるという。誤った情報の登録により、ネット通販で注文した商品が別の人の住所に届いた可能性もあるという。
ヤフーによると、不具合が起きたのは7月29日~8月4日。利用者が住所、電話番号、勤務先や学校名などの登録情報の変更手続きをしても、本人の情報に反映されず、代わりに氏名も含めて別の利用者の情報が書き換えられることが相次いだ。クレジットカードや金融機関の口座情報は含まれていないとしている。
7月29日に登録システムを更新した際に不具合が起きたとみられ、4日に利用者からの問い合わせで発覚した。誤って情報が登録された可能性があるIDは最大約39万件あり、全て情報を削除したとしている。本人にメールで通知しており、情報の再入力を依頼している。