フジテレビ社長、NHK同時配信への対応検討
フジテレビの宮内正喜社長は7日の定例記者会見で、NHKが2019年度の開始を目指している同時配信について、「具体的な対応を検討できるように社内体制を整えたい」と述べた。著作権や開発費用などの課題を検討し、フジテレビとしての同時配信のあり方を模索する考えだ。
宮内社長は同時配信について「放送事業者なので視聴者の利便性という部分から技術革新にのっとったいろいろな形を進めていかなければいけない」と主張。同時配信について社内で検討する考えを示した。
ただ「開発費用の問題やランニングコスト、著作権、地域制御の問題を含めてまだまだクリアしないといけない細かい条件がある」とも指摘。秋ごろをめどに社内で同時配信への対応を検討する社内体制を整備する考えを示した。ただ具体的にどれだけの番組を同時配信するかについては未定という。