武蔵野銀行、信託契約者に見守りサービス紹介
武蔵野銀行は信託関連商品の契約者向けに、警備会社が手掛ける見守りサービスの紹介を始めた。サービスにかかる費用の一部を同行が特典として負担する。高齢化の進展で相続などに関する信託商品の需要は増加が見込まれており、非金融サービスと抱き合わせて販売することで商品の付加価値を高める。
遺言信託や家族信託、遺産整理業務などの契約者が対象。新規だけでなく、過去に契約した顧客も利用できる。見守りサービスは綜合警備保障(ALSOK)とセコムがそれぞれ提供する遠方の親の安否確認や緊急時対応など。プランに応じて機器設置にかかる工事費や加入料、月額費用の一部を同行が負担する。
埼玉県内は高齢化が急速に進んでおり、相続関連の相談需要が増えている。同行は2019年に信託業務の兼営認可を取得するなど営業体制を強化しており、幅広い需要に対応したサービス提供で顧客囲い込みを図る。
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