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いつ起こってもよいことは連続して起こる

 先月、車のドアミラーをぶつけてしまいました。駐車していた車の脇をソロソロとすり抜けようとしたときに、ミラー同士が接触してしまったのです。相手からクラクションを鳴らされて気づきました。平謝りをして、修理代を払うことで事なきを得ました。
 それから2、3カ月後、またドアミラーをぶつける事故を起こしてしまいました。今度は、細い道を対向車とすれ違うときに、やはりミラー同士が当たってしまったのです。

相手はかなりスピードを出しており、そのまま立ち去ってしまいました。こちらにも非があるかもしれず、「まあ、いいか」と思ってミラーの角度を直そうと思ったら、動きません。結局、自費で修理する羽目になってしまいました。

サイコロを転がしたときと同様、「いつ起こってもよいことは、連続して起こる」。その法則を、身を持って実感したというわけです。

なぜ、立て続けに2件、同じような小さな事故を起こしてしまったのか。私は大の車好きで、若い頃は日本国中を愛車で駆け巡ってきました。今まで事故も違反もほとんどありませんでした。

ところが、最近、あわてて急ブレーキを踏んだり、道を間違えたりすることが増えてきました。以前より反射神経や車体感覚が落ちているのは自覚しており、十分気をつけていただけにショックです。

この程度で済めばよいのですが、そのうち大きな事故を起こさないか、自分はもとより家族も大いに心配しています。今一度、「気を引き締めて、安全運転に心がけないと……」と思った次第です。

労働災害から導かれた経験則がある

私たちは、重大な事故やトラブルが起こると、直接的な原因を探して、再発を防止しようとします。二度と過ちを繰り返さないように願って。

ところが、1件の大きな事故の裏には29件の軽い事故があるといわれています。またその裏には300件のヒヤリとしたりハッとしたりしたこと、つまり事故にならないまでも危険を感じた出来事が隠れています。

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