Facebook、新型コロナ関連広告の制限強化 誤情報防ぐ
【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックが新型コロナウイルスに関連した広告の規制を強めたことが26日、明らかになった。欧米メディアが報じた。治療や予防を保証する製品の広告などを禁じる。同社は新型コロナに関する誤った情報を含むコンテンツを削除する方針を1月に示しているが、感染拡大を受けて対策を強化する。
欧米メディアによると、フェイスブックは新型コロナに言及し、「数量限定」などの文言で消費者の危機感をあおる製品の広告を禁じた。治療や予防を保証する内容も規制対象としており、「ウイルスの感染や拡散を100%保証するマスク」といった広告は掲載できなくなるという。
フェイスブックは1月末、世界保健機関(WHO)が新型コロナによる肺炎が「緊急事態」に該当すると宣言したのを受け、誤情報や有害コンテンツの拡散防止に向けた対策を取ると公表している。第三者によるファクトチェック(事実確認)に基づく情報共有の制限や誤情報の削除といった対応を進めてきた。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?