米国株、反落で始まる 中国が米に改革提案せずと伝わる
【NQNニューヨーク=岩本貴子】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まった。午前9時45分時点では、前週末比128ドル92セント安の2万6444ドル80セントで推移している。今週に予定されている米中貿易協議を巡り、中国の劉鶴副首相が「産業政策や国有企業への補助金削減などの構造改革は提案しない」と述べたと6日に伝わった。協議が難航するとの懸念から売りが先行している。
劉氏の発言はブルームバーグ通信が報じた。中国は米国の農産物やエネルギーの輸入交渉に集中する考えという。ダウ平均は過去2営業日で500ドル近く上げており、目先の利益確定売りも出やすい。