7月の資金供給量、前年比7%増 月末残高は500兆円超
日銀が2日発表した7月の資金供給量(マネタリーベース、平均残高)は前年同月比7.0%増の497兆6398億円だった。日銀による大規模な金融緩和を背景に、資金供給量の拡大が続いている。
7月の平均残高の内訳は日銀の当座預金が同7.9%増の388兆3878億円、紙幣の発行高は同4.1%増の104兆4800億円、貨幣(硬貨)の流通高は同0.9%増の4兆7720億円だった。
7月の月末残高は前月に比べて微増の502兆9788億円と過去最高だった。
マネタリーベースは市中に出回るお金(紙幣、硬貨)と金融機関が日銀に預ける当座預金の合計。日銀は消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年比上昇率が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大を続ける方針を掲げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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