免疫生物研、カイコ使うHIV薬で特許出願
免疫生物研究所は17日、抗エイズウイルス(HIV)抗体とその製造方法について国内での特許を共同出願したと発表した。今後、研究開発を進めて、早期に抗HIV抗体医薬品の実用化を目指す。
免疫生物研究所が共同出願したのは、熊本大学と、国立研究開発法人の医薬基盤・健康・栄養研究所、抗HIV抗体医薬品を共同研究してきたCURED(横浜市)。
遺伝子組み換えのカイコを用いて抗HIV抗体を生産するのが特徴。カイコはマウスより管理しやすく、繭から品質が安定した抗体を容易に生産できるという。
免疫生物研究所は2016年に前橋市内に研究所を新設するなど、治験薬製造への準備を進めている。
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