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マラソンMGC15日号砲 男子は「4強」中心

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マラソンの東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日、五輪とほぼ同じコースをたどる明治神宮外苑発着の42.195キロで行われる。男子31人、女子12人が出場を予定し、上位各2人が代表に内定する一発勝負。ペースメーカーがいないレースは序盤から駆け引きが予想される。強さと速さを兼ね備え、五輪切符を手にするのは誰か。

MGC出場権をめぐり、好記録続出で大いに活気づいた男子は「4強」と目される。なかでも米国を拠点にし、2時間5分50秒の日本記録保持者として臨む大迫傑(28、ナイキ)はレースの中心となるだろう。2017年のボストンで初マラソンを経験すると、過去4度で3位が3度(全て日本人最上位)。3月の東京マラソンは途中棄権したが、安定感と地力の高さは折り紙つきだ。

スタートラインに立つまでのプロセスを大切にし、淡々と冷静に、自身のスタイルを貫く芯の強さがある。「どんなレースになっても勝ちきる。単純にいい状態でその大会に臨む」。7月には北海道網走市で1万メートルに出場。周りからマークされる立場だが、過度な意識もないだろう。

その大迫に対抗心を燃やしているのが、前日本記録保持者で同学年の設楽悠太(27、ホンダ)だ。「大迫選手と僕の対決が一番の見どころだと思う。競技をやっている以上はお互い意識する」

18年東京マラソンで日本記録を16年ぶりに更新する2時間6分11秒をマーク、素質を開花させた。その後は故障もあってやや低迷したが、7月のゴールドコースト・マラソンは2時間7分50秒で優勝。「(MGCは)自信しかない」と強気に語り、らしさが戻ってきた。7月下旬には北海道で双子の兄、啓太と合宿。「2人で勝つつもり」で大一番に臨む。

昨夏のジャカルタ・アジア大会金メダルの井上大仁(26、MHPS)も「自分が一番強い。そこで引いたらダメ」と意を決する。「暑さ対策と平常心を保つこと。基本的なことを徹底できれば勝ちは見えてくる」

自己ベスト2時間6分54秒のスピードもさることながら、夏マラソンの成功体験は他の選手にない強みだ。練習は当時の流れをベースに、7月中旬から約1カ月、米国のボルダーで高地合宿を行った。「練習したことは誰にも負けない。一番の敵は自分」と言い切れるだけの自信を身につけている。

服部勇馬(25、トヨタ自動車)は昨年の福岡国際を2時間7分27秒で制して名乗りを上げた。4月に急性虫垂炎で手術をしたが、MGCに向けた練習計画に影響はなく、7月のハーフマラソンで復帰。その後は3週間ほど米国ユタ州で高地トレーニングに励み、45キロ走などで距離への不安を払拭してきた。

コースも5回ほど試走してイメージを膨らませている。勝負のポイントに挙げるのが終盤の上り。「それまで冷静に余裕を持って走ることを心がけたい」と思い描く。

男子は午前8時50分にスタート。天候もレースを読みづらくするポイントになりそうだ。

(渡辺岳史)

 マラソン史上初めて行われる一発勝負の五輪選考会。どんなレース展開になるのか、ロンドン五輪代表で、現在はスズキ浜松AC男子ヘッドコーチを務める藤原新氏に占ってもらった。
「自分のため」の走りを
 顔ぶれを見たら国内最高峰に違いないが、必ずしも最高のレースになるとは限らない。2位以内に入ればいいという意味では特殊な大会でもある。けん制し合ってスローペースになるかもしれないし、爪痕を残そうとかき乱してくる選手がいても不思議ではない。
 男子はスター性のある選手が多く集まった。実力的に抜けているのは大迫傑、設楽悠太、井上大仁。集団のままラスト5キロでよーいドン、という展開なら順当にこの3人が占めるだろう。自分でレースをつくれる選手だけに、それぞれがどんな戦略を立ててくるかに注目している。
 早めに仕掛けてくるなら井上ではないか。2018年東京マラソンでは設楽に終盤抜かれているが、積極的な走りをする印象がある。彼が動けば周りも無視できず、面白くなりそうだ。
 リアリストである大迫は本番までに体を絞り上げてくるはず。途中棄権した3月の東京マラソンは絞りきったからこそ寒さに耐えられなかったが、今回は残暑のレース。どれくらいのペースで押せばいいか想定できているだろう。
 軽くて体の線が細い設楽も淡々と刻める選手。筋肉を使うのではなく、腱(けん)の弾性で跳ねるように走るフォームは省エネで暑さにも強い。
 五輪の代表選考はプレッシャーがかかるかもしれない。そんなときは何のために走るのかに立ち返ってみるといい。経験則からいえば、「自分のため」と思った方がいい走りをする。五輪に出たいという純粋な気持ちがあれば重圧とも戯れられるだろう。
 僕は練習日誌に素直に「不安を感じている」としたためて「でも大丈夫」と締めくくったり、人と話して気を紛らわすことをプレッシャー回避術として実践していた。本来、レベルの高いイチかバチかの勝負は最高に楽しいもの。そういうスタンスでスタートラインに立つことが力を最大限発揮する基本姿勢になる。

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